【画像】チロルチョコにイモ虫が混入!何味か何の虫か動画も検証

大人気のお菓子、「チロルチョコ」に虫が入っていたSNS動画が投稿され話題になっています。

この記事では、実際にSNSに投稿されていた、チロルチョコに虫が混入している「画像」と「動画」をご紹介。

動画に写っていたチロルチョコが「何味」だったのか、チョコに入っていた虫が「何虫」だったのかも合わせてご紹介していきます!

目次

イモ虫が混入したチロルチョコが投稿された

2024年11月4日、人気SNSのX(旧Twitter)に「チロルチョコから虫が出てきた」という内容で画像や動画が投稿されました。

この投稿は即座に拡散され大きな話題に。

チロルチョコ販売元の「チロルチョコ株式会社」も、SNS上で謝罪文を掲載する事態に発展し、大きな波紋を呼んでいます。

【画像】チロルチョコに混入したイモ虫の投稿(動画有り)

それでは早速、実際に投稿されていたと見られる「画像と動画」をご紹介していきます。

※虫が苦手な方は視聴をお控え下さい。

いかがでしょうか?

確かに、チロルチョコと思わしき物の上で、動いている虫が確認できます。

また、チョコの表面には小さな穴の様な物や、チョコレートの削りカスのような物も見られます。

画像や動画だけを見ると、確かに虫が元から入っていたように見えますね。

消費者的には、このチョコが何味だったのか、虫に害は無いのかが気になりますね。

次の章からは、「虫が入っていたチロルチョコは何味」なのか、「入っていた虫は何虫」なのか、詳しく見て行きます!

イモ虫が混入していたチロルチョコは何味

ここからは、先ほどの投稿で映し出されていた「虫が入っていたチロルチョコ」が「何味」だったのかを調査していきます。

まず最初に抑えておきたい超重要な情報は…

この商品は2023年以前に発売された商品である

という事。

冒頭でも紹介した通り、今回の虫混入騒動を受けた「チロルチョコ株式会社」は、自社のSNSで謝罪文を発表。

その際に…

この商品は「毎年発売の季節商品」で、少なくとも昨年以前に発売されたものと推察されます

と声明を発表。

具体的な商品名は言及しなかったものの、かなり古い商品であるとの情報を公開しました。

これを受けて、当記事も過去に販売されたチロルチョコの販売履歴を調査!

2019年から2023年までの販売履歴を検索したところ…

該当商品は見つからず

という結果となりました。

皆さまもご存知の通り、チロルチョコは「限定品」が非常に多いのが特徴。

アソートパック」のように、個別販売していない商品も多数存在していいます。

冒頭で紹介した「水色のパッケージに赤い文字」の商品画像と同様のデザインの発見は出来ませんでした。

定番商品に有るはずの成分表示が無い

先ほどの投稿画像を見て行くと、虫と共にチョコの底面がメインに映し出されています。

通常、チロルチョコの底面には、

「アレルギー成分表示」や「問い合わせ先」

などが記載されています。

しかし、投稿されたチョコの底面には同様の表記が見当たりません。

よってこの商品は、

「季節商品などの限定品」

という事で間違い無さそうです。

チロルチョコの賞味期限は通常、「製造から10カ月」とされているそうです。

2023年以前の商品」とメーカーが発表している事を踏まえると、諸見期限は切れていた可能性もありそうですね。

チロルチョコに混入していたのは何のイモ虫

イメージ

ここからは、投稿されたチョコレートに入っていた虫は、「何虫」だったのかを検証していきます。

今回、調査を進めて行くと、「チョコレートに発生しやすい虫」が2つ見つかりましたので、個別にご紹介していきます。

ノシメマダラメイガ

まず1つ目にご紹介するのがこちらの「」。

① ノシメマダラメイガ

日本国内で広く分布している「ノシメマダラメイガ」。

特に温暖な地域で繁殖が盛んで、主に家庭内の食品保管場所や倉庫などで見られます。

幼虫は食品の包装を食い破って侵入する能力が高く、密閉されていない食品には容易にアクセスが可能。

ノシメマダラメイガの幼虫は雑食性であり、穀物、ナッツ、さらにはチョコレートなども好んで食べます。

特にチョコレートは、幼虫にとって栄養価が高い食べ物。

ノシメマダラメイガの卵がチョコレートの中で孵化し、幼虫が成長する事が度々報告されています。

スジマダラメイガ

2つ目にご紹介するのがこちらの「」。

②スジマダラメイガ

日本全土に分布している「スジマダラメイガ」。

主に穀物や乾燥食品を食害する事が知られており、製粉工場食品貯蔵施設での被害を多く引き起こしています。

特にも、スジマダラメイガの幼虫は乾燥した食品や穀物を好むため、チョコレートのような高脂肪食品に引き寄せられる傾向が。

また、スジマダラメイガの幼虫は光を嫌う性質があり、暗い場所で生活することを好みます。

その為、暗所で保管されているチョコレートなどは特に狙われやすくなります。

日本チョコレート・ココア協会は、虫が混入していても病原菌や毒素はないため、誤って食べても直接害はないと発表している様子。

とはいえ、「虫が運んできた雑菌」が付着してる可能性もあるので、虫が食べた物は口にしないのが無難ですね。

購入後にチロルチョコに虫が侵入した可能性

先ほどの章でもご紹介してきた通り、チョコレートに寄生する虫は非常に雑食性で、包装を食い破って侵入する能力が高い様子。

ここからは、今回投稿された「」が購入後にチロルチョコに侵入した可能性を検証していきます。

「マダラメイガ」が卵から羽化するまでの期間

先ほどの章でご紹介してきた「2つ」の虫。

マダラメイガ」が卵から羽化するまでの期間は…

卵から幼虫になるまでの期間】:4日程度
幼虫から成虫までの期間】:30日程度

と言われています。

先に述べてきた通り、投稿されたチロルチョコが販売されたのは2023年以前。

もし製造工程で卵が産みつけられたとすると、遅くとも2024年の1月には羽化しているはずですね!

「マダラメイガ」は40℃以上で絶命する

通常、チョコレートは製造時に45~50℃まで加熱されます。

「マダラメイガ」の卵は40℃以上で絶命すると言われており、仮に製造工程で虫の卵が混入しても全ての卵が死滅する可能性が非常に高いです。

もちろん、チョコに入っていたのは「ノシメマダラメイガ」や「スジマダラメイガ」ではなかった可能性もあります。

とはいえ、製造から時間が経ったチョコであれば、後から虫が侵入した可能性は十分ありそうですね。

まとめ

チロルチョコに虫が混入した問題がSNSで拡散され件を検証してきました。

製造時から混入していたのか、消費者の手に渡ってから虫が侵入したのか、真相はまだ明らかになっていません。

この騒動の今後の行方に大きな注目が集まっています。

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